「ドローン」の種類とは？
そこでドローンの種類について紹介していきます。
ホビー用ドローン
ドローンという言葉を聞いてすぐに思い出すのが「マルチコプター」と呼ばれる機体です。4枚から8枚の羽根を使って飛ぶ機体です。
主にホビー用として販売されています。
軽量で低価格化が進んでいるため、子供でも購入することが可能です。
趣味としてドローンを楽しむ方が購入し、以前からあるラジコンヘリコプターのような楽しみ方をする人や、写真、動画撮影を楽しむ「空撮目的」の方がいます。
後者での使い道が多く、YouTubeなどで空撮風景を流す人がいたり、テレビのロケなどで使用する人もいます。
またドローンは本来「無人航空機」で、空を飛ぶ機体のことを言いますが、水中用のドローンもあります。
海の中や湖の中を泳ぐように移動して、水中映像を撮影することができます。
レース用ドローン
ドローンは高速飛行やアクロバット飛行が可能なので、ドローンの操縦技術を競う「ドローンレース」も開催されています。そこで使用する高性能なドローンを「レース用ドローン」と言います。
日本国内でもドローンレースは開催されていて、速度や操縦の腕を競っています。
軍事用ドローン
ドローンが誕生するきっかけにもなったのが「軍事用ドローン」です。戦争に使う目的でアメリカやイスラエルで開発されてきました。
実際にイラク戦争等で使用されています。
軍事用ドローンは人が機体に乗って操縦していないため、仮に撃墜されたとしてもパイロットが犠牲にならずに済みます。
一方で無人機に一方的に攻撃される側の立場から見れば、軍事用ドローンは迷惑な存在になります。
人道的に見て、軍事用ドローンは賛否が分かれる存在になっています。
産業用ドローン
産業に役立てる目的のドローンが「産業用ドローン」です。農薬や肥料を搭載したドローンが農地の空を飛び、散布する目的で作られているドローンがあり、現在も実用されています。
現在、産業用ドローンの中で注目されているのが、大手ECサイトAmazonが開発中だと噂されている、「配送用ドローン」です。
現在ECサイトで買い物をする場合は、ネットを通じて商品を購入できますが、実際に配達するのは配送会社のスタッフになります。
しかし配送用ドローンが開発されると、ネットを通じて購入した商品をドローンが玄関やベランダまで運んでくれることが予想されます。
空を見上げると、配送用ドローンが段ボールを搭載して飛んでいるというような風景が、当たり前の世の中になるかもしれません。
未来のドローン「ドローンタクシー」
ドローンの開発が進むと、「ドローンタクシー」と呼ばれる無人航空機のタクシーが誕生すると言われています。スマホなどを使ってドローンタクシーを呼ぶと、空中から現れて乗ることができます。
行先を言うと音声認識し、目的地まで運んでくれます。
空を移動するため目的地まですばやく移動できるため便利な時代になるかもしれません。
