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空撮用ドローンで建設現場を撮影する

大型空撮用のドローンは風の影響を受けにくい

200グラムや200グラム以下の空撮用ドローンの利点は誰でも扱うことができ、最大で60分間の飛行を可能としているものが多くあります。
しかしその反面、風に弱く、建設現場での撮影に使用することは難しいと言われています。
ですが大型の空撮用ドローンはその心配がありません。
理由として、産業ドローンという分類のドローンには重さがあり、高出力であるため風の影響を受けることなく長時間飛行を可能としているのです。
また、大型産業ドローンは、よほど高層な建物の撮影をするためにパワーを使用し続けない限り、エネルギー不足になることはないでしょう。
ドローンは高層ビル群の撮影に強く、風が吹いても内部に搭載されているジャイロが安定した飛行を提供します。
その上で、バッテリーについても同様に大型化しているため、余力を残してバッテリーを搭載することができ、長時間飛行を可能としています。
旧来のラジコンヘリやドローンに使用されていた部品は金属が主でした。
特にラジコンは強度を維持することに関しては、ステンレスという金属やスチール合金を使用していました。
しかし、この金属群には重さという弱点があり、のちにラジコンは樹脂パーツへと置き換えられたのです。
樹脂パーツは捻じれやゆがみに強くなったため、新しい軽い素材として使用され、長時間飛行を可能としているのです。

燃料切れ後にバッテリーで駆動する

モーターの出力に使用するエネルギーをバッテリーではなく、エンジンで賄うことができるのも産業ドローンの強みになります。
産業ドローンはハイブリッド方式があり、エンジンとバッテリーを組み合わせて浮上することができます。
その為、高層ビル群を撮影するために浮上エネルギーを使用した場合、十分なエネルギーがなくなりつつあるという状況下にあっても、空中でエネルギーを生み出すことが可能なのです。
例えばエンジンでエネルギーを製造することや、太陽光パネルを搭載し、エネルギーを生み出すことができるのが産業用ドローンの利点です。
建築現場などではこうしたエネルギーを生み出すタイプが重要視されます。
200グラム級のドローンが建築現場の高層ビル群では使用されない理由として、高いビルについては強風の影響をドローンが受けやすいことが挙げられます。
さらにエネルギー消費量が多すぎて飛行を維持できないという問題があるため、軽量ドローンで建築現場の空撮を行うことはありません。
つまり、空撮ドローンを用いて建物の様子を撮影する場合は、長時間飛行をするためのパワーとある程度の重量が必要となります。
大型ドローンがそのすべてに該当するのです。

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