ドローン空撮を仕事にする方法と注意点
ドローン空撮の技術を活かせる仕事とは？
ドローンを飛ばせば、上空からこれまでにない様な迫力あるアングルで写真や映像を空撮する事が可能です。例えば観光地で美しい景色に出会えた際に、カメラで景色を撮影する人がほとんどでしょう。
しかしいざ撮影した写真を見ると、肝心の部分が見切れていたり、特に自然の雄大さを表現するのは難しいです。
ドローンを上空から飛行させることにより、広い範囲をカバー出来るので優大な自然の美しさを表現出来ます。
だからこそドローン空撮を仕事にしたい人には、観光地での空撮ビジネスがおすすめです。
ドローン空撮を活かせる仕事としては、入学式や卒業式といった人が大勢集まるイベントでの写真撮影というのもあります。
こういった大勢が集まるイベントでは、集合写真を撮影するケースが多いでしょう。
ドローンを飛ばして空撮する事で様々なアングルでの撮影が可能になるので、良い写真を撮影し易いと言えます。
他には映像関連も、ドローン空撮の技術を活用出来る仕事です。
最近ではエンターテインメントの分野でも、ドローン空撮を利用して映像を制作するケースが少なくありません。
実際に有名アーティストがミュージックビデオを制作する際に、ドローン空撮を行うケースは増えています。
他にも映画やドラマ、CMの撮影にドローンが使用されるケースも今やめずらしくありません。
ドローンに関わる法律
ドローン空撮をビジネスにする際に、必ず絡んで来る法律が航空法です。ドローンは飛行機やヘリコプターの様に人が乗り込んで操縦する訳ではありません。
機体の重量が200g以上の物は無人航空機という括りとなり、航空法の対象となります。
そのため空港周辺や人口集中地域、150m以上の高さの空域に夜間の飛行、人や物との距離が30m以内等、航空法で禁止されている事が実は数多く存在しているのです。
ビジネスでドローン空撮を行うとなると、ある程度人がいる場所で飛ばす必要があります。
航空法で禁止されている事項に当てはまる事が多いのも確かです。
その様な場合は、国土交通省への申請を行って許可を取る必要があるのです。
しっかり許可を取った上で、十分に安全に考慮しながら撮影を行わなければなりません。
もっともそこで気になるのが、許可を取らずにドローン空撮を行った場合です。
当然ですが法律違反となるので、罰金を取られたり最悪の場合、逮捕される可能性もあります。
特に30m以上のルールは、知らない内に違反してしまうケースが少なくないので注意が必要です。
ドローン空撮の仕事に資格は必要か？
ドローン空撮のビジネスを始める際には、絶対に必要になる資格というのは、今の所存在しません。というのも、現状ではドローンに医師免許の様な国家資格はないので、資格を取らないとドローンを使ったビジネスを始める事が出来ない、といった事はないのです。
ですが現実的には、ドローン空撮を仕事にするのであれば資格を取得しておいた方が良いでしょう。
ドローンには民間資格が幾つか存在しており、それを取得しておくことでドローンの操縦に必要な技術や知識等を持っている証明になるのです。
ビジネスとして行う際に信頼を得易く、取得しておく事をおすすめします。
また産業用のドローンの多くは、5.7GHzの周波数を使用しています。
だからこそ高性能な産業用のドローンを使用してビジネスを行うなら、第三級陸上特殊無線技士の国家資格が必要となります。
